2Dゲーム作成ツールの紹介記事(アクツクMV、GMS2)

みなさん、こんにちは。ぽりたんQです。

趣味でゲームを一人で作っています。(主にパズルゲーム)

今の時代は優秀なゲーム作成ツールも増えて、個人開発者にも優しい時代です。

この記事は2Dのゲームを作る際の選択肢として

主にアクツクMV(アクションゲームツクールMV)とGMS2(GameMaker Studio 2)を紹介する記事です。持っていない人は参考になれば・・・

 

自分のツール熟練度はどちらのツールもまあまあ使えるといった感じです。

この二つ以外にも2Dゲームを作れるゲームエンジンはいくつかあります。

自分は他にもunityやCF2.5にも手を出しました。

以下はその2つのツールを使ってみてのちょっとした感想です。(あんまり触っていないのでおまけ程度です)

・unity

無料なので体験しやすい反面、設定項目が多いことやスクリプトを記述するC#など敷居が高め。2Dもできるものの、どちらかというと3D向け。

・CF2.5

作り方は独特だがかなりとっつきやすい。テキストの表示や挙動が怪しい物理演算など苦手な部分も多い。(エクステンションである程度は補える)

 

本題に入ります。

アクションゲームツクールMV(アクツクMV) について

RPGツクールで有名なツクールシリーズのアクションゲームバージョン。

開発はKADOKAWA。パブリッシャーはPLAYISM。

長所

・プログラミング不要

看板に偽りはなく、確かにプログラミングは不要。ただ後述の問題点につながるところでもある。

状態遷移などはノード図を使い、わかりやすいっちゃあわかりやすい。

・アニメーションに強い

アニメーションの機能が充実している。当たり判定などもフレーム単位で設定できる。特にパーティクル(炎や雨など粒子的な表現のアニメ)はかなり簡単に作ることができる。

・用意された機能は簡単に実装できる

例えば、ゲームスピードの変更や坂など、ツール側が用意している機能はそれを呼ぶだけでいいので簡単に実装できる。

・素早く開発できる

ツールに慣れてしまえば、かなりのスピードで開発できる。(ただしアクションゲームに準ずるジャンルのものに限られる)

 

短所

ツール自体アーリーアクセスなので、以下の短所は今後改善される見込みはあります。

・オブジェクトを制御するノード図が複雑になるとかなり見づらくなる

プログラミングが不要な代償です。ちょっと複雑になると一気にわかりづらくなります。工夫でなんとかできることもあります。

・細かいところで融通が利かない

例えばオブジェクトには変数を設定することができるが、変数を参照できない機能があったり、オブジェクトグループがプレイヤーグループとエネミーグループの2つしかないなど。これもプログラミングできないのが原因。

追記:オブジェクトグループは追加することができるようです

また用意されていない機能はもちろん使えないので工夫するか、あきらめるしかない。例えばシェーダーの機能は現在搭載されてないので景色を反射させて水面を移すとかはできない。ほかにも変数はあるが配列はないなど。

・アクションゲーム特化

前述の理由により他のジャンルのゲームを作ろうとするとかなり大変。アクションに近いと思われるシューティングゲームでも大変だと思う。(だがアクツクMV製のシューティングゲームは存在する)

・ツール自体わかりにくいところが多々ある

実は機能として用意されていてもそこにあんの!?ってところに設定項目があったりする。慣れれば問題ないところではあるが、初心者は躓きやすい。

RPGツクールのように素材があまり豊富でない

何個かサンプルゲームの素材がありそれは使えるが、RPGツクールと比べるとどうしても少ない。自分で絵を描けない人は大変かもしれない。

・EXEでしか出力できない

html5iOSで出力とかは現状できない。

 

 

GameMaker Studio 2(GMS2)について

開発、パブリッシャーはYoYo Games。

このツールで開発された有名なゲームはUndertaleやDownwellなど。

長所

・かなり手広く自由に開発できる

独自のスクリプト言語GML)があり、2Dゲームならほぼ不足しない。シューティングだろうがタワーディフェンスだろうがなんでもござれ。

・プログラミングも敷居が低い

GMLはかなり手軽なスクリプト言語。unityで使うC#に比べるとかなり簡単。

ゲームで必要な命令や機能は網羅されている。

・豊富なエクスポータ

EXEはもちろん、html5Nintendo Switchなどのコンシューマ機にも対応している。ただし対応するエクスポータは買わなくてはいけない。

・解説が豊富

海外ではメジャーな開発ツールであり、動画や掲示板など資料が豊富(ただしほとんどが英語)

 

短所

・素材は自分で用意する必要がある

素材は基本自前で用意する必要がある。アセットストアもあるっちゃある。

・ツールはすべて英語。また、日本語の資料も少ない

日本語の解説記事は昔はかなり少なかったが、今は日本語の解説記事なども少しであるが増えてきている。英語が得意な方は問題ない(英語の解説動画や資料は多い)

・EXE以外のエクスポータが高い

EXEのほかにhtml5iOSのエクスポータが存在するが、少々値段が高い。

・システムは1から用意する必要がある。

だがこれもアセットストアもあるっちゃある。

 

総評

どちらもそれぞれ良さがあり、悪さがある。だが、GMS2のほうがあらゆる面で隙がない。日本語の資料が少ないという弱点も日本語ユーザーのおかげで最近は改善傾向にある。しかし、アクツクMVもアクションゲームを作るなら悪くないし、今後のアプデ次第で化ける可能性はある。